営業あるある「今はタイミングじゃない」と言われる本当の意味
- rmatsumoto9214

- 20 時間前
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営業あるある「今はタイミングじゃない」と言われる本当の意味
実は“時期の問題ではない”ケースが多すぎる件
商談の終盤、提案内容にも大きな否定はなく、価格も一応聞いてくれた。こちらとしては「悪くはない」という手応えが残っている。そんなときに出てくる、あの一言。
「今はタイミングじゃないですね」
営業としては、・じゃあいつならいいのか・半年後か、来期か・フォローを続ければいいのか
頭の中でスケジュールを組み始めてしまいます。しかし結論から言えば、この言葉をそのまま受け取ってはいけません。
「今はタイミングじゃない」は、多くの場合、時期の問題ではありません。むしろ、別の理由を“時期”という言葉で包んだ表現です。
なぜ顧客は「タイミング」を理由にするのか
まず理解すべきは、顧客がこの言葉を使う理由です。
明確に断るほどの否定理由がない
相手を嫌な気持ちにさせたくない
今後の関係性を残しておきたい
こうした心理が重なったとき、「タイミング」は非常に便利な言葉になります。否定でも肯定でもなく、
その場を穏便に終わらせるための緩衝材なのです。
「タイミングじゃない」に隠れている本当の理由
この言葉の裏には、かなり共通した本音があります。
① 優先順位が上がっていない
最も多いケースです。
課題としては理解している
ただし、今やらなくても困らない
他の業務が忙しい
つまり、必要性はあるが、緊急性がない状態です。この場合、時期が来ることはほとんどありません。
② 社内で通るイメージが持てない
担当者レベルでは前向きでも、
稟議が通る気がしない
上司に説明するのが大変
反対されそう
こう感じているとき、「今はタイミングじゃない」は撤退のための言い換え表現になります。
③ 価格や条件に納得していない
価格の話をした後に出てくる場合、ほぼこのケースです。
ただし顧客は、「高い」「条件が合わない」とはっきり言う必要性を感じていません。その代わりに「タイミング」が使われます。
④ 他社に気持ちが傾いている
比較検討の末、すでに別の選択肢が有力になっている場合も、この言葉が出やすくなります。
断りの連絡をするより、時間に任せて自然消滅させたい心理です。
成果が出ない営業ほど「時期」を待ってしまう
ここが大きな分かれ道です。成果が出ない営業ほど、こう考えます。
今回は縁がなかった
時期が来たらまた連絡しよう
来期に期待しよう
しかし、理由が整理されていないまま待つ「時期」は、ほぼ確実に来ません。
なぜなら、顧客の中で何も変わっていないからです。
できる営業は「タイミング」を具体化する
成果を出す営業は、「タイミングじゃない」と言われた瞬間に、優しく、しかし確実に切り込みます。
たとえば、
どの条件が揃えばタイミングになるのか
何がネックになっているのか
今やらない場合、何が起きるのか
これらを整理し、曖昧な“時期”を、判断条件に変えるのです。
この質問に対して、
明確な条件が出る → 見込みあり
話がぼやける → ほぼ終了
営業としては、ここで見極めることが重要です。
「タイミング」は営業の設計ミスの結果である
少し厳しい話をします。「今はタイミングじゃない」と言われる商談は、多くの場合、営業側の設計不足が原因です。
今やる理由が十分に共有されていない
後回しにした場合のリスクが伝わっていない
判断軸が顧客の中で固まっていない
この状態では、顧客は「今じゃなくてもいい」という結論に自然と流れます。
「今はタイミングじゃない」は断り文句ではない
最後に、視点を変えましょう。この言葉は、必ずしも完全な拒絶ではありません。
むしろ、
本音をまだ言語化できていない
決断する材料が揃っていない
こうした未整理のサインでもあります。
営業の役割は、タイミングを待つことではなく、決断できる状態を一緒に作ることです。
時期を理由に終わらせるのか、理由を掘り下げて前に進めるのか。その差が、営業としてのステージの差になります。「今はタイミングじゃない」と言われたら、それはチャンスでもあり、分岐点でもあります。時期のせいにせず、中身を見に行ける営業は、静かに成果を積み上げていきます。





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