営業あるある「検討します」は9割が“断り”という現実
- rmatsumoto9214

- 6 日前
- 読了時間: 4分

営業あるある「検討します」は9割が“断り”という現実
営業が本当に読むべき「検討」の裏側
営業の現場で、これほど耳にする言葉はないでしょう。「一度、検討します」
この一言を聞いた瞬間、・少し希望を持つ営業・内心で「あ、終わったな」と悟る営業・「いつまで検討ですか?」と食い下がる営業
反応はさまざまですが、現実は残酷です。「検討します」の約9割は、実質的な“お断り”。これは感覚論ではなく、多くの営業現場で共有されている経験則です。
それでも、なぜ私たちはこの言葉に期待してしまうのか。そして、なぜ成果が出ない営業ほど「検討します」を前向きに受け取ってしまうのか。本記事では、「検討します」の正体と、その裏側にある顧客心理、そして
本当に成果を出す営業がどう向き合っているのかを整理します。
なぜ顧客は「断ります」と言わないのか
まず前提として押さえておきたいのは、顧客は“悪者になりたくない”という事実です。
日本の商習慣、とくにBtoB・高額商材・無形サービスでは、
相手を傷つけたくない
今後の関係性を壊したくない
はっきり断るほどの理由が自分の中で整理できていない
こうした理由から、断りの言葉として最も角が立たない表現が選ばれます。それが「検討します」です。
つまりこの言葉は、「前向き」でも「中立」でもなく、“今は買わない”という意思表示を、丁寧に包んだ表現なのです。
「検討します」に含まれる3つの本音
一口に「検討します」と言っても、その中身は実はバラバラです。営業が見抜くべきは、言葉ではなく背景にある3つの本音です。
① そもそも必要性を感じていない
このケースが最も多いです。
困ってはいるが、今すぐ解決しなくてもいい
現状でも何とか回っている
自分ごと化できていない
この場合、検討の結果はほぼ決まっています。「忙しくて検討できませんでした」→自然消滅です。
② 良いとは思うが、優先順位が低い
決して否定的ではないものの、
他にもっと優先すべき課題がある
予算・稟議・タイミングの問題
社内調整が面倒
こうした事情で「後回し」にされている状態です。営業側がフォローしない限り、これも静かに消えていきます。
③ 断りたいが、はっきり言えない
もっとも分かりやすい“断り型”です。
他社に決めている
価格・信頼・相性のどれかでNG
そもそも話を聞いたのが義理
この場合、「検討します」は会話を終わらせるための言葉です。
成果が出ない営業ほど「検討」を信じてしまう理由
ここが重要なポイントです。成果が出ない営業ほど、
「可能性はゼロじゃない」
「もう少し待てば」
「フォローを続ければいつか」
と、検討=チャンスと解釈します。
これは努力不足ではありません。むしろ、真面目で誠実な営業ほど陥りやすい罠です。
しかし、成果を出す営業は違います。彼らは「検討します」をこう捉えています。
「今この場で、買う理由を作れなかった」
だから、・追いかける・待つ・祈るのではなく、その場で“検討の正体”を分解するのです。
本当にできる営業は「検討」をそのままにしない
成果を出す営業が必ずやっていることがあります。それは、検討を具体化することです。
たとえば、
「何を検討される予定ですか?」
「判断に必要な材料は何でしょうか?」
「社内でどなたが関与されますか?」
「もし今回は見送る場合、理由は何になりますか?」
これらは詰問ではありません。検討を“行動”に変える質問です。
この質問に対して、
明確な答えが返ってくる → 見込みあり
曖昧・濁す・話題を変える → ほぼ脈なし
ここで見極めることが、営業の生産性を劇的に変えます。
「検討します」を恐れなくていい理由
最後に、少し視点を変えましょう。「検討します」は、営業にとって失敗の証拠ではありません。
それは、
顧客が話を聞く価値は感じた
その場で断るほど悪くはなかった
というサインでもあります。
大切なのは、検討と言われた後、どう動くかです。
見込みとして育てるのか
今回は縁がなかったと切るのか
これを判断できる営業は、無駄な追客をせず、本当に必要とされる顧客に時間を使えます。
営業は数ではなく、精度の仕事です。「検討します」を希望に変えるのではなく、情報に変える。
それが、営業が一段上のステージに上がるための分かれ道です。





コメント