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日本企業が海外展開で最初に苦戦しやすいポイント

  • 1 日前
  • 読了時間: 4分
日本企業が海外展開で最初に苦戦しやすいポイント

日本企業が海外展開で最初に苦戦しやすいポイント

「海外展開をしたい」「海外市場を開拓したい」そう考える日本企業は年々増えています。

実際、日本製品や日本企業への信頼は海外でも非常に高い。


特に製造業や技術分野では、

・品質・丁寧さ・安定供給・対応力を評価される場面は多くあります。


しかし一方で、海外展開を始めた企業が最初にぶつかる壁があります。

しかもその壁は、多くの人が想像するものとは少し違います。


最初に苦戦するのは「英語力」ではない

海外ビジネスというと、「英語ができないから難しい」と思われがちです。

もちろん語学力は重要です。


ただ、実際に現場で感じるのは、本当に難しいのは“前提の違い”だということです。

つまり、「相手も同じ感覚で考えている」と思ってしまうこと。ここでズレが起きます。


日本では“当たり前”でも、海外では違う

例えば日本では、

・返信が少し遅れるなら一言入れる・曖昧表現で配慮する・空気を読む・長期関係を重視する

こういった文化があります。


しかし海外では、

「返事が来ない」「突然条件が変わる」「話が急に進む」ということも珍しくありません。

最初は驚きます。でも、これは悪意ではなく、“商習慣の違い”です。


レスポンス感覚がかなり違う

これは海外営業で特に感じる部分です。

日本企業は、「社内確認」「関係部署調整」「慎重な検討」を重視します。


一方、海外企業は比較的、「まず返す」感覚が強い。

だから、・YES・NO・条件変更が早い。


逆に日本側が慎重すぎると、「反応が遅い会社」と見られることがあります。

ここは日本企業が最初に戸惑いやすいポイントです。


海外では「スピード」も信用

日本では、丁寧さ=信頼につながることが多い。

しかし海外では、“対応速度”そのものが信用になるケースがあります。


・返信が早い・判断が早い・修正が早いこれだけで評価が上がることも多い。

つまり、「良い会社か」だけではなく、

「一緒に仕事を進めやすいか」を強く見られています。


契約に対する感覚も違う

ここも非常に大きい部分です。日本企業は、「信頼関係ができてから契約」という感覚があります。

しかし海外では、“契約で関係を整理する”感覚が強い。


つまり、・責任範囲・条件・支払い・納期・トラブル時対応を最初に明確化したがります。

日本側は、「まだ細かく決めなくても…」と思うことがありますが、海外側は逆です。


“曖昧なほうが危険”という感覚があります。

「言わなくても分かる」は通じにくい日本企業同士では、・空気感・前例・暗黙知

で進むことがあります。


しかし海外では、言語化されていないことは、存在しないぐらいの感覚があります。

つまり、・何を・いつまでに・どこまで・誰がを明確にしないとズレやすい。


ここで日本企業は、「細かすぎる」と感じることがあります。

でも実際は、“認識ズレを防ぐため”なのです。


海外展開で重要なのは「適応力」

ここで誤解してはいけないのは、海外が正しく、日本が間違っている

という話ではありません。


日本企業には、・品質・誠実さ・安定性・細やかさという非常に強い武器があります。

ただ、その強みを海外で活かすには、“相手の前提を理解する力”が必要になります。


海外展開は「異文化理解」に近い

海外営業を続けていると感じます。これは単なる輸出ではなく、

“異文化コミュニケーション”です。


・なぜその判断をするのか・なぜ急ぐのか・なぜ契約を重視するのか

そこを理解すると、見える景色が変わります。


逆に、

「日本では普通なのに」だけで進めると、かなり苦戦します。


最後に

日本企業が海外展開で最初に苦戦しやすいのは、英語そのものではありません。

本当に難しいのは、“前提の違い”です。


文化。レスポンス感覚。契約感覚。意思決定。コミュニケーション。

これらは国によってかなり違います。


だからこそ海外展開では、「正しい日本語を英語に訳す力」

以上に、“相手の感覚を理解する力”が重要になります。


海外ビジネスは、単なる販路拡大ではない。

ある意味、“自分たちの常識を見直す経験”なのかもしれません。


 
 
 

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