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海外企業との商談で感じる「意思決定スピード」の違い

  • 4 日前
  • 読了時間: 4分
海外企業との商談で感じる「意思決定スピード」の違い

海外企業との商談で感じる「意思決定スピード」の違い

海外企業と商談をすると、多くの日本企業の担当者が最初に驚くことがあります。

それは、“意思決定の速さ”です。


もちろん国によって差はあります。企業規模によっても違います。

ただ、それでも海外企業とのやり取りを重ねると、

「こんなに早く判断するのか」と感じる場面は非常に多い。


一方で、日本企業には日本企業ならではの慎重さがあります。

今回は、海外企業との商談で実際に感じる、

・スピード感・判断軸・商習慣・日本企業との違いについて、現場視点でお話しします。


日本企業は「正しい判断」を重視する

まず、日本企業の特徴として大きいのは、

“間違えないこと”を非常に重視する点です。

これは悪いことではありません。


むしろ日本企業の品質力や信頼性は、この文化によって支えられています。

例えば、

・社内稟議・複数部署確認・品質検証・リスク洗い出し・前例確認を丁寧に行います。


つまり、

「本当に問題ないか?」を徹底的に確認する文化があります。

だからこそ、日本製造業は強い。

ただし、その一方で起きることがあります。判断が遅くなる


当然ですが、確認工程が多いほど、意思決定は遅くなります。

特にBtoBや製造業では、

・営業・技術・品質・購買・経営層など、多くの関係者が入ります。


すると、「社内確認します」が積み重なり、結果として数週間、

場合によっては数ヶ月動かないこともあります。

これは日本企業では比較的普通です。


海外企業は「まず動く」が多い

一方で、海外企業は少し考え方が違います。

もちろん全てではありませんが、特に東南アジアや欧米系企業では、

「まずやってみよう」の感覚が強い。


例えば、

・試験発注・小ロット開始・仮運用・テスト導入などをかなり早く決めます。

日本企業が、「本当に大丈夫か?」を重視するのに対し、


海外企業は、「やりながら修正すればいい」という感覚が強いことがあります。

判断軸がかなり違う


ここは非常に面白い部分です。

日本企業は、・品質安定・実績・信用・長期継続性を重視する傾向があります。

一方、海外企業は、・スピード・利益性・市場機会・競争優位を強く見ます。

つまり、「完璧さ」より「機会損失回避」を優先するケースが多い。


海外企業は「返事」が早い

海外商談でよく感じるのは、レスポンス速度です。

良くも悪くも、・YES・NO・条件付きOKの返答が早い。


日本では、「検討します」が長く続くことがあります。

しかし海外では、「できる」「できない」「価格次第」が比較的早く返ってくる。

これは営業として非常にやりやすい面があります。


ただし、“速い=簡単”ではない

ここは誤解されやすい部分です。海外企業はスピード感がありますが、その分、シビアです。


判断が早い代わりに、

・切り替えも早い・価格交渉も強い・条件変更も多い・結果重視です。


つまり、

「情」で長く付き合うより、“メリット”を見ている傾向があります。

もちろん関係性は重要です。

ただ、日本企業のような、「長年の付き合いだから」だけでは続かないケースも多い。


商習慣の違いは、想像以上に大きい

海外商談で難しいのは、言語だけではありません。

実際は、“前提の違い”です。


例えば、日本企業・曖昧表現が多い・空気を読む・慎重・段階的判断

海外企業・結論を求める・率直・即断型・利益優先

この違いがあるため、日本式の感覚だけで海外営業をすると、


「話は進んでいると思ったのに止まった」ということが起きます。

逆に海外側から見ると、「日本企業は返事が遅い」と感じられることも多い。


海外企業は「スピードそのもの」を評価している

これは非常に重要です。

海外企業では、・返信速度・見積速度・対応力

そのものが、会社評価につながります。


つまり、“早い会社=仕事ができる会社”という見られ方をしやすい。

ここは、日本企業以上に顕著です。


日本企業にも強みはある

ただし誤解してはいけないのは、「海外型が正しく、日本型が遅れている」

という話ではありません。


日本企業には、・品質安定・丁寧さ・責任感・継続力

という非常に大きな強みがあります。


実際、海外企業が日本企業に期待しているのも、この部分です。

だから重要なのは、

“どちらが良いか”ではなく、“違いを理解すること”です。


最後に

海外企業との商談では、意思決定スピードの違いを強く感じます。

日本企業は慎重。海外企業は機動的。

どちらにもメリットがあります。


ただ、グローバル市場では、「待っている間に市場が動く」ことが本当に多い。

だからこそ今後は、・判断速度・情報共有・即対応力・仮説検証スピード

が、ますます重要になります。


そして海外営業で大切なのは、英語力だけではありません。

“相手の商習慣を理解する力”です。

ここを理解できる企業ほど、海外市場で強くなっていくのかもしれません。


 
 
 

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