ブルーオーシャン市場分析法実践的リサーチ術
- rmatsumoto9214
- 5月19日
- 読了時間: 3分

ブルーオーシャン市場分析法実践的リサーチ術
誰も気づいていないチャンス市場を見つけ出す、実践的リサーチ術。
ブルーオーシャンを探せ!隠れたニーズを掘り起こす市場分析法とは?
「もう競合ばかりで、どこを攻めてもレッドオーシャン……」
そんなお悩み、日々経営者や営業責任者の方々からよく耳にします。
でも、本当にそうでしょうか?
私たちの周りには、まだ誰も気づいていない「チャンス市場」=ブルーオーシャンが、
驚くほど多く存在しています。それを見つけ出すカギは、「数字」や「トレンド」に隠れている、
“まだ言語化されていないニーズ”を掘り起こすことにあります。
今日はブルーオーシャン市場を見つけるための具体的なリサーチ術をご紹介します。
◆STEP1:クレーム・レビューは宝の山
まず注目すべきは、顧客の「不満」や「惜しい」という声。
Amazonや楽天、Googleレビュー、SNSなどにある「★3」「★2」のコメント欄。
実はここにこそ、まだ誰も解決できていない“痒いところ”が眠っています。
例えば
「デザインは良いけど、サイズがもう少し小さければ…」
→ サイズをカスタマイズできる商品があれば?
「接客は良かったけど、予約が取りづらい」
→ スマホ予約アプリと連携するサービスがあれば?
惜しい=未解決のニーズ。ここを深堀りすることで、
競合が見落としている市場の入口が見えてきます。
◆ STEP2:BtoB現場での“手間”を観察せよ
BtoB市場では、現場に足を運ぶのが一番の近道。どんなにデジタルが進んでも、
現場には非効率なアナログ作業や無意識の苦労が必ず残っています。
例えば
・FAXでしか発注できない部品メーカー・日報がいまだに手書きの営業チーム
・出張経費の精算に1日かけている中小企業
これらはすべて、改善の余地=新しいサービスのチャンスです。
実際、こうした“現場の不”から新しいSaaSがいくつも誕生しています。
◆ STEP3:Google検索の「穴」を探せ
「検索してもピンとくる情報が出てこない」
この現象、実はブルーオーシャンの兆しです。
Googleで、自社商品や想定ターゲットが抱える悩みを素人の言葉で検索してみてください。
例
・「40代女性 ダイエット サプリ 飲み忘れ対策」・「小規模工務店 インスタ 難しい」
・「美容師 インボイス制度 わからない」
もし上位10記事を見て「どれも浅い…」「解決になってない」と思ったら、
それはまだ誰も真剣に応えていない悩みということ。
ブログ記事、商品企画、サービス提供
どんな形でも、そこに飛び込めば“独占市場”を築く第一歩になります。
◆ STEP4:「未来の顧客」を見よ
今すぐのニーズではなく、2年後、3年後に必ず起きる変化を先読みすることも重要です。
✔ 少子高齢化で増える「シニア×DX」✔ Z世代の価値観から生まれる「感情主導の商品設計」
✔ 地方移住×フリーランス×教育、などクロス市場
トレンドとトレンドの掛け合わせは、往々にしてブルーオーシャンを生みます。
これを読み解くには、日々のインプットと、異業種の観察力が必要不可欠です。
最後に:チャンスは“未満”に宿る
市場の成熟や激戦に焦りを感じている方こそ、
ぜひ「未満市場」=まだ満たされていない声に注目してみてください。
「大きな声」よりも、「小さな不満」「整ったデータ」よりも、
「乱雑な現場」「いまの流行」よりも、「これからの変化」
ブルーオーシャンは、あなたのすぐそばで、静かに波を打っています。
その波に、誰よりも早く気づける人が、次の市場の主役になるのです。
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