top of page
AdobeStock_216150240.png

​ブログ

オンライン商談は本当に不利か?

  • 1 日前
  • 読了時間: 5分
オンライン商談は本当に不利か?

オンライン商談は本当に不利か?

― 対面との違いを踏まえた“勝ちパターン”とハイブリッド営業の最適解 ―

「やはり最後は対面でないと決まらない」営業の現場で、いまだに根強く残る感覚です。

確かに、対面には独特の強さがあります。空気感、雑談、場の熱量。これらはオンラインでは完全には再現できません。


しかし一方で、オンライン商談が当たり前になった今、成果を出している営業は確実に存在します。そして彼らは、“対面に戻そうとする営業”ではなく、オンラインという環境を前提に勝ちパターンを再設計している営業です。


結論から言えば、オンライン商談は「不利」なのではなく、“設計を誤ると不利になる”だけです。

むしろ、正しく使えば対面以上に効率的で、再現性の高い営業が可能になります。


1. 対面とオンラインは何が違うのか

まず重要なのは、「何が違うのか」を曖昧にしないことです。ここを正確に理解しないと、すべての施策がズレます。


■ ① 情報量の差:非言語情報の減少

対面では、

  • 表情の微妙な変化

  • 姿勢やしぐさ

  • 場の空気感


といった非言語情報が豊富に得られます。

一方オンラインでは、それらが大きく制限されます。結果として、相手の温度感を読み違えやすいというリスクが生まれます。


■ ② 集中力の差:注意の分散

オンライン商談中、顧客は何をしているか分かりません。

  • メールを見ている

  • 別の資料を開いている

  • 他の業務を並行している


つまり、“100%こちらに集中している前提”が崩れています。

対面と同じ話し方では、確実に情報は伝わりません。


■ ③ 心理的距離:関係構築の難易度

対面では、移動時間や雑談を通じて自然に関係性が構築されます。しかしオンラインでは、その余白がほとんどありません。

結果として、信頼構築のハードルが上がる傾向があります。


2. ハイブリッド営業の最適解とは何か

では、対面とオンラインをどう使い分けるべきか。ここで重要なのは、「どちらが良いか」という二択ではなく、“役割分担”で考えることです。


■ ① オンラインは“初期フェーズ”に最適化する

オンラインの最大の強みは、

  • スピード

  • 手軽さ

  • 接触回数の増加

にあります。


したがって、

  • 初回接触

  • 課題ヒアリング

  • 仮説提案

といった初期フェーズにおいては、オンラインの方が圧倒的に効率的です。

ここでのポイントは、“短時間で密度の高い対話”を設計することです。


■ ② 対面は“意思決定の局面”に使う

一方で、

  • 最終提案

  • クロージング

  • 重要な意思決定の場面

では、対面の価値が活きます。

理由はシンプルで、人は重要な決断ほど“人”で決めるからです。

ここで対面を使うことで、心理的な後押しができます。


■ ③ すべてをオンラインで完結させる場合の前提

もちろん、すべてオンラインで完結するケースも増えています。

その場合に必要なのは、“対面の代替”ではなく、“オンライン専用の設計”です。

  • 事前に資料を共有する

  • 商談のゴールを明確にする

  • 複数回に分けて関係性を構築する

このように、プロセス全体を再設計する必要があります。


3. オンラインで信頼を勝ち取る技術

ここからが実務の核心です。オンラインでも選ばれる営業は、何をしているのか。

ポイントは、「信頼は偶然ではなく設計できる」という視点です。


■ ① “見せ方”を戦略的に設計する

オンラインでは、視覚情報が大きな役割を持ちます。

  • カメラの位置

  • 背景

  • 表情や視線

これらはすべて「第一印象」に直結します。

特に重要なのは、“相手からどう見えているか”を意識することです。

対面以上に、“演出”が必要になります。


■ ② 会話の“構造化”で集中力を維持する

オンラインでは、ダラダラと話すと一瞬で集中が切れます。

有効なのは、

  • 冒頭でアジェンダを提示する

  • 5〜10分単位で話題を区切る

  • 要所で確認を入れる

といった“構造化された会話”です。

これにより、相手の思考をコントロールできます。


■ ③ “リアクション”を意図的に増やす

オンラインでは、相手の反応が見えにくいため、そのまま進めると一方通行になりがちです。

だからこそ、

  • 「ここまでいかがですか?」

  • 「御社の場合だと、どちらが近いですか?」

といった問いかけを意識的に増やす。

これにより、相手を“参加者”に変えることができます。


■ ④ “事前・事後”で信頼を積み上げる

オンライン商談単体で信頼を作ろうとすると、限界があります。

重要なのは、

  • 商談前の情報提供

  • 商談後のフォローアップ

を含めた“全体設計”です。


例えば:

  • 事前に相手に合わせた資料を送る

  • 商談後すぐに要点と次のアクションを整理して送る

これにより、「この人は丁寧で信頼できる」という印象が積み上がります。


まとめ:オンライン営業は“設計力”で勝敗が決まる

オンライン商談は、不利でも万能でもありません。ただ一つ言えるのは、“設計の差がそのまま成果の差になる”環境であるということです。

  • 対面との違いを理解し

  • フェーズごとに役割を分け

  • 信頼構築を意図的に設計する


これらを実行できれば、オンラインでも十分に勝てます。

むしろ、移動時間がなく、再現性が高い分、組織としては大きな武器になります。

少し皮肉ですが、「オンラインはやりにくい」と感じている営業ほど、従来のやり方に依存しています。


逆に言えば、ここに適応できた営業は、場所や時間に縛られずに成果を出せるようになります。

営業の本質は、対面かオンラインかではありません。“どう設計されているか”です。

この視点を持てたとき、オンライン商談は制約ではなく、むしろ強力な武器に変わります。


 
 
 

コメント


Official media

​公式各種メディア

  • Linkedin
  • フェイスブック
  • Instagram
  • TikTok
  • Youtube
  • Whatsapp
  • ライン
CONTACT US 
各種ご相談、お問い合わせはお気軽にご連絡ください。
電話お問い合わせ
お電話でお問い合わせ

​製造業の新規市場・顧客開拓専門

​営業戦略立案から実行の営業伴走支援

営業伴走支援

〇名古屋本社

〒455-0018 愛知県名古屋市港区港明2-2-6

TEL 052-653-1672 PHONE 080-9489-2724

E-mail eigyo-sodan@matsumotorie.com

〇大阪サテライトオフィス

〒545-6031 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43あべのハルカス31階

TEL 06-6625-5067

E-mail info@eigyokatsudo-onayamisodanjo.co.jp

Copyright © 2018 株式会社営業活動お悩み相談所. All Rights Reserved.

bottom of page