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営業とエンジニアは、同じ日本語でも会話がズレる

  • 2 日前
  • 読了時間: 4分
営業とエンジニアは、同じ日本語でも会話がズレる

営業とエンジニアは、同じ日本語でも会話がズレる

営業とエンジニア。どちらも会社にとって重要な存在です。

特にITやシステム開発、製造業の現場では、この2つの職種が連携しないと案件は前に進きません。


ただ実際には、「なんか話が噛み合わない」「伝えたつもりだった」「認識がズレていた」

ということが、かなり頻繁に起きます。


しかも厄介なのは、お互い日本語で話しているということです。

英語ではありません。専門用語だけでもありません。

でも、ズレる。これは非常に面白く、そして重要なポイントです。


営業は「顧客視点」で話している

まず営業側。営業は基本的に、“顧客がどう感じるか”で考えています。

例えば、「使いやすい」「早く対応したい」「現場が困っている」「お客様がこう言っている」

という言葉をよく使います。


つまり営業は、・感覚・温度感・顧客反応を重視しています。

なぜなら、商談は“人”で動くからです。


エンジニアは「仕様視点」で話している

一方、エンジニアやIT側は違います。

彼らは、・実装可能性・仕様整合性・データ構造・保守性・運用負荷

を見ています。


つまり、“どう作るか”で考えている。

例えば営業が、「お客様が簡単に使えるようにしたい」と言った時、


エンジニア側では、

「どの機能?」「どの画面?」「どの条件?」に変換されます。

ここでズレが始まります。


同じ言葉でも、見ている景色が違う

例えば、営業「すぐ使えるようにしたい」、IT側「初期設定を簡略化する?」、

顧客「マニュアル見なくても使いたい」


実は、全員少しずつ意味が違う。でも会話上は成立してしまう。

だから危険です。


営業は「空気」を伝えようとする

営業現場では、

「なんとなくこういう感じ」「お客様はここ不安そう」「たぶんこういう期待感」

という、“言語化しきれない情報”が大量にあります。


営業はこれを伝えたい。でもエンジニア側は、

“曖昧な情報”が苦手です。

なぜなら、実装には明確さが必要だから。


IT側は「正しさ」を優先する

エンジニアは悪気なく、

「それだと仕様的に難しい」「例外処理が増える」「運用崩れます」と言います。

これは正しい。むしろ重要です。


でも営業側からすると、「お客様が困っているのに…」

と感じることもある。

つまり、お互い正しい。でも視点が違うのです。


プロジェクトが止まる原因は「能力不足」ではない

ここを誤解している会社は多い。営業とITが噛み合わない時、

「コミュニケーション不足」と言われがちです。

もちろんそれもあります。


でも本質は、“見ている世界が違う”ことです。

営業は顧客を見ている。ITは仕組みを見ている。


だから、同じ日本語でも意味がズレる。ここで必要なのが「通訳役」

実は、強い組織には必ずいます。


“翻訳できる人”です。

例えば、営業の曖昧な要望を、「つまり○○機能ですね」に変換できる人。

逆に、IT側の仕様説明を、「お客様側ではこういう制約になります」

と顧客視点に戻せる人。この存在は非常に大きい。


通訳役がいると、プロジェクトが前に進む

面白いことがあります。営業力が高いだけでも、技術力が高いだけでも、

案件は止まることがあります。


でも、“双方を翻訳できる人”が入ると、一気に進み始める。

なぜか。お互いが、「そういう意味だったのか」になるからです。


DX時代ほど「翻訳力」が重要になる

今後、DXやAIが進むほど、営業とITの距離はさらに近くなります。

つまり、・顧客課題・現場運用・システム仕様を繋げる必要が増える。


だから今後価値が上がるのは、“技術だけ分かる人”

でも、“営業だけ強い人”でもなく、“両方の言語を理解できる人”です。


最後に

営業とエンジニアは、同じ日本語でも会話がズレる。それは能力不足ではありません。

そもそも、見ている視点が違うからです。


営業は顧客視点。ITは仕様視点。どちらも必要です。

そして、その間を繋げる“通訳役”がいる組織は強い。


今後、IT/DXが進むほど、「人と技術の間を翻訳できる人」

の価値は、さらに高くなっていくのかもしれません。


 
 
 

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