中小企業のための海外展開 実践ガイド売るだけじゃない、残すためのグローバル戦略小さく売って継続的にブランドを築くための実践的なガイド
- rmatsumoto9214
- 6月13日
- 読了時間: 3分

中小企業のための海外展開 実践ガイド売るだけじゃない、残すためのグローバル戦略小さく売って継続的にブランドを築くための実践的なガイド
越境ECを活用して小さく始め、着実に成果を残すための実践的戦略を紹介
近年、デジタル技術の進展と越境EC市場の拡大により、中小企業が海外展開するハードルは大きく下がりました。しかし、「売れればよい」ではなく、「継続的に売れ続ける」「ブランドを構築し、資産として残す」視点が不可欠です。本ガイドでは、越境ECを活用して小さく始め、着実に成果を残すための実践的戦略を紹介します。
第1章:まず“売る”!越境ECのスモールスタート戦略
小さく始める理由
資金・リスクを最小限に抑えられる
テストマーケティングで現地ニーズを把握できる
柔軟に戦略修正が可能
越境ECの主要モール比較
モール | 特徴 | 対応エリア | 初期費用 | 決済方法 |
Amazon Global | 集客力が高く信頼性も高い | 世界190カ国以上 | 月額39.99USD(米国) | Amazon Pay、クレカ等 |
Shopee | 東南アジアに強み、参入障壁が低い | 東南アジア中心 | 低コスト・プロモ充実 | Shopee Pay、クレカ等 |
eBay | ニッチ市場に強い | グローバル | 月額無料〜(出品数次第) | PayPal、カード等 |
第2章:モール選定と初期費用のリアル
モール選定のポイント
対象国の市場規模・競合状況
自社商品との親和性
サポート体制(日本語対応、物流連携等)
初期費用の内訳
出店費(月額 or 年額)
出品手数料(販売時の%)
商品登録・翻訳費
海外発送対応(物流アカウント取得など)
第3章:物流と関税の基礎知識
基本の物流パターン
自社発送(個別対応型、管理コスト高)
フルフィルメントサービス(例:FBA、Shopee Fulfillment)
3PL(第三者物流会社活用)
関税と輸出入のポイント
HSコードの確認
現地の輸入規制(例:健康食品・化粧品は要注意)
関税負担者(DDP or DDU)
インボイスと梱包表記の整備
第4章:売れる商品ページの条件と運用のコツ
商品ページ作成のポイント
高品質な画像(ローカライズ対応)
現地語のコピーライティング(文化背景を意識)
商品の「ベネフィット訴求」型説明
レビューやQ&A欄の活用
運用のコツ
定期的なアクセス・CVR分析
シーズン・プロモ連動型の改善施策
現地SNS・インフルエンサーとの連携
顧客対応(現地時間・言語)
最後に:売って、育てて、残す。
越境ECは「売って終わり」ではなく、「海外市場でのブランド構築」の起点です。最初は小さな一歩でも、戦略的な積み重ねにより、大きな資産を築くことができます。地道さと柔軟さを武器に、ぜひ貴社の可能性を世界へと広げてください。本ブログでは、今後も具体的な成功事例やツール活用術などを発信してまいります。
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