既存事業を基盤とした新たな挑戦 新規事業取り組み事例
- rmatsumoto9214
- 4月14日
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既存事業を基盤とした新たな挑戦 新規事業取り組み事例
既存事業の堅実な運営を軸としながら、取りこぼしのない体制でしっかりと“守り”を固めそのうえで、自社の強みを活かし、市場における新たな機会(営業チャンス)と掛け合わせることで、戦略的に新規事業へとチャレンジし、新たな柱として育てていく営業伴走支援の取り組みを進めております。本日はその一例として、お客様の事業における新規展開事例をご紹介いたします。
〇お客様企業の概要
鈴木印刷工業株式会社様
昭和39年の創業以来、金属印刷のプロフェッショナルとして半世紀以上にわたり、お菓子やお茶のパッケージ缶に用いられる鋼板(ブリキ板・表面処理鋼板等)への印刷加工を中心に事業を展開されています。製缶前に必要な加工工程、印刷・塗装・WAX・切断をすべてワンストップで対応できることが、既存事業の大きな強みです。
その強みを土台に、金属缶の企画・製造・印刷といった上流工程にも踏み出し、クライアント企業のブランド価値・商品価値を高める“付加価値提案型”の新規事業へと取り組まれています。
〇既存事業における主な強み
・TFS材・ET材などの薄板鋼板への塗装・印刷加工における豊富な実績(オフセット印刷/ロール塗装)
・プレスや板金加工時の加工性を高めるWAX加工への対応
・小ロット対応が可能(シルク印刷・インクジェット印刷)
・板厚0.15~0.4mmの薄板鋼板への塗装・WAX・切断加工に強み
・高品質な仕上がりで多様なニーズに応える柔軟な対応力
〇新規事業の取り組み:地域密着型「カフェ型ラボ」
新たな挑戦として、既存の事務所をリノベーションし、地域密着型のカフェ型ラボとして生まれ変わりました。この空間では、同社が手掛ける多種多様な金属パッケージ缶を実際に手に取って見ていただける展示を行い、お客様と一緒にデザインや仕様を検討できる場として活用。
加えて、地域の他事業者様とコラボレーションすることで、共創による新しい価値の創出を目指しています。
この取り組みは、単なる製品展示の場ではなく、企業ブランディングや地域への貢献、そして集客強化といった複数の目的を担っています。
【社内文化への浸透と環境改善】
新規事業は、既存とは異なる市場・ターゲットを相手にするため、新しい発想と柔軟な思考、それに対応する社内の組織体制の整備が不可欠です。そのため、カフェ型ラボは社内スタッフの働きやすさや仕事へのモチベーション向上にも配慮して設計。新たな環境の中で社員一人ひとりがワクワクしながら、挑戦を楽しめるような職場づくりを目指しました。
このような構想を、お客様・弊社・設計会社様の三者間で丁寧に共有・調整しながら創り上げてきました。関係各所の皆様に、心より感謝申し上げます。










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