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営業リストはあるのにアポイントが取れないその原因はリストではない

  • 3 時間前
  • 読了時間: 7分
営業リストはあるのにアポイントが取れないその原因はリストではない

営業リストはあるのにアポイントが取れないその原因はリストではない

成果を左右する営業アプローチの本質とは


「営業リストはたくさんあるのに、なかなかアポイントが取れない。」

営業会議や経営者との打ち合わせで、このような相談を受けることは決して珍しくありません。


「営業担当者の行動量が足りないのではないか」

「もっと営業リストを増やす必要があるのではないか」

「テレアポ件数を増やせば結果は変わるはずだ」と考える企業も少なくありません。


しかし、実際に営業活動を分析してみると、原因は営業リストの数ではなく、

営業の進め方そのものにあるケースが非常に多くあります。


どれだけ多くの営業リストを保有していても、

アプローチ方法や提案内容が相手に響いていなければ、アポイント獲得率は改善しません。


営業リストはあくまで営業活動を始めるための入り口です。本当に成果を左右するのは、「誰に」「何を」「どのように」伝えるかという営業戦略なのです。


営業リストがあれば成果が出るという思い込み

営業活動を始める際、多くの企業はまず営業リストを作成します。

展示会で交換した名刺、企業データベース、ホームページから収集した企業情報、


過去の問い合わせ先など、営業リストを充実させることに多くの時間を費やしています。

もちろん営業リストは必要です。

しかし、営業リストを作ることが目的になってしまう企業は少なくありません。


「営業リストは5,000件あります。」「毎月1,000件追加しています。」

このような数字だけを見れば営業活動が進んでいるように感じますが、


そのリストに掲載されている企業が本当に自社の見込み客なのか、

どのような課題を抱えているのか、どのタイミングでアプローチすべきなのかまで

整理できている企業は意外と多くありません。

リストの件数が増えることと、受注件数が増えることはまったく別の話です。


アポイントが取れない企業に共通する営業アプローチ

営業リストがあるにもかかわらずアポイントが取れない企業には、

いくつか共通した特徴があります。


最も多いのは、どの企業にも同じ営業トークを使っていることです。

「弊社は○○というサービスを提供しています。」

「一度ご説明のお時間をいただけませんか。」「資料だけでもご覧いただけませんか。」


このような営業電話や営業メールは、多くの企業が日常的に受けています。

つまり、お客様にとっては聞き慣れた内容であり、自社に関係があるかどうかを判断する前に

「営業だ」と認識され、断られてしまいます。


営業担当者は「話を聞いてもらえない」と感じますが、

お客様から見れば「自社に関係がある理由が伝わっていない」のです。


営業とは、自社の商品やサービスを紹介することではありません。

相手企業が抱える課題を理解し、その課題を解決できる可能性を伝えることが営業の本質です。


お客様は商品ではなく「自社へのメリット」を知りたい

営業担当者は商品知識が豊富になるほど、商品説明をしたくなります。

機能、価格、導入実績、特徴、他社との違いなど、

自社が伝えたい情報を一生懸命説明します。


しかし、お客様が本当に知りたいのは商品の説明ではありません。

「このサービスを導入すると自社はどう変わるのか。」

「どんな課題が解決できるのか。」「売上や利益にどのような効果があるのか。」


この点が明確にならなければ、お客様は商談する理由を感じません。

例えば営業支援サービスであれば、「営業代行をしています」という説明ではなく、


「新規開拓の仕組みづくりから営業活動の実行まで伴走し、

新規取引先の獲得を支援しています」というように、


お客様が得られる成果を中心に伝えるほうが興味を持っていただきやすくなります。

営業活動では、「何を売るか」ではなく、「どんな成果を提供できるか」を伝える視点が重要なのです。


営業リストは分類しなければ価値がない

営業リストを一つの一覧表として管理している企業は少なくありません。

しかし、成果を出している企業は営業リストを細かく分類しています。


例えば、

・業種・企業規模・売上規模・地域・決裁者・現在の課題

・過去の接触履歴・展示会来場歴・問い合わせ履歴・商談履歴

など、営業活動に必要な情報を整理しています。


さらに、「すぐに提案すべき企業」「半年後にアプローチする企業」

「情報提供を続ける企業」など、営業の優先順位まで設定しています。

営業リストとは住所録ではありません。営業戦略を実行するためのデータベースなのです。


アポイント率を上げるためには仮説が必要

営業活動で成果を出している担当者には共通点があります。

それは、電話やメールを送る前に必ず仮説を立てていることです。


企業ホームページを見る。

採用情報を見る。

ニュースリリースを見る。

SNSを見る。

展示会への出展履歴を見る。

設備投資や新商品の情報を確認する。


このような情報から、「この企業は現在どのような課題を抱えているのだろう」という仮説を考えます。

例えば、新工場を建設した企業であれば、生産能力は向上しても

販売先の拡大が課題になっている可能性があります。


採用活動を積極的に行っている企業であれば、

人材不足や事業拡大を進めている可能性があります。


海外展示会へ出展している企業であれば、

新たな販路開拓を検討しているかもしれません。


こうした仮説を持って営業すると、

「御社が現在取り組まれている○○についてお役に立てるのではないかと思い、ご連絡しました。」という

会話ができます。この一言だけでも、お客様の反応は大きく変わります。


営業は「接触」ではなく「関係づくり」

アポイントが取れない企業ほど、一度断られると営業活動を終えてしまいます。

しかし、お客様のタイミングは常に変化しています。


今日は必要なくても、半年後には必要になることもあります。

だからこそ、一度断られた企業も継続的に情報提供を行い、

接点を持ち続けることが重要です。


業界情報を送る。

成功事例を紹介する。

展示会やセミナーを案内する。

新しいサービスを知らせる。


こうした積み重ねによって、「営業会社」ではなく「相談できる会社」という

ポジションを築くことができます。


アポイントは一回の電話で獲得するものではなく、

信頼関係の積み重ねによって生まれるものでもあるのです。


まとめ 営業リストを成果につなげる企業が実践していること

営業リストがあるにもかかわらずアポイントが取れない原因は、

営業リストそのものではありません。


多くの場合、「誰にでも同じ営業をしている」

「商品説明が中心になっている」「相手企業の課題を理解していない」

「継続的なフォローができていない」といった営業活動の進め方に課題があります。


成果を出す企業は、営業リストを単なる企業一覧ではなく、

営業戦略を実行するための資産として活用しています。


ターゲットを分類し、企業ごとの課題を仮説として整理し、

その企業に合わせた提案を行うことで、アポイント率や商談率を高めています。


営業リストの件数を増やすことよりも重要なのは、

一件一件の企業に対して「なぜこの会社に提案するのか」「どのような価値を提供できるのか」を

明確にすることです。


営業活動は、リストの数で勝負する時代ではありません。

相手企業を理解し、最適なタイミングで最適な提案を届けることが、

新規開拓を成功へ導く最大のポイントです。


もし「営業リストは十分あるのに成果が出ない」と感じているのであれば、

見直すべきなのは営業リストではなく、

その営業リストを活かすための営業戦略とアプローチ方法なのかもしれません。


 
 
 

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