売り続ける仕組みを作る「ブランディング戦略」
- 松本理絵
- 2024年2月16日
- 読了時間: 4分
更新日:2月19日

ブランディング戦略は企業や製品、サービスなどのブランドを育成し、価値やイメージを向上させるための戦略です。
企業の認知度を高め、お客様の印象に残し認知をさせていくことを目指した戦略です。ブランディング戦略を実行することにより
こちらから営業活動をしなくてもお客様が御社を選んでくれるようになり、結果売り続ける仕組みを作ることができます。
以下では、ブランディング戦略の概要や重要性、中小企業における取り組み方、方法、メリットについて解説します。
〇ブランディング戦略の概要
ブランディング戦略は、自社はお客様にどのように見られたいか?企業の考え方や製品、サービスを可視化し伝える為の戦略です。
企業のビジョンやミッション、目標の設定、ターゲット市場の特定、コミュニケーション戦略の策定、ブランドアイデンティティの確立が必要です。
また、ブランディング戦略は時代や市場の変化に応じて、企業のイメージをリブランドしていくことも求められます。
ブランド戦略がしっかりあると自社が本当にお付き合いしていきたいお客様を効率的に見つけることができ、お客様から選ばれる会社となります。
〇なぜブランディング戦略が必要か?
現状の市場は衰退期を迎えています。これは、高度成長期から豊かで便利な世の中になったこと、生活環境は豊かになりすぎて、モノや情報があふれてしまい、企業においては自社と類似するサービスなどが増え、競争激化しています。
つまり、自社の製品やサービスが競合他社と比べた時に優位な点は何か?を明確にしていないと他社と差別化されないため、お客様に自社を選んでもらえるチャンスが少なくなってしまいます。お客様に自社の特徴や魅力を知ってもらい、良い印象を与える為のブランディングは、顧客の信頼を高め、市場での地位やポジションを強化し、売上を向上する戦略のひとつとなるのです。
〇中小企業製造業のブランディング戦略とは?
ブランディングは大手企業だけの戦略と思っていらっしゃる中小企業も多いかと思いますが、中小企業・製造業にとってもブランディング戦略は重要です。
ただ、中小企業は人・モノ・カネ・情報が不足していて、リソースが限られている場合が多い為、二の足を踏みがちです。おすすめのブランド戦略は、大手の戦略、強者の戦略ではなく、弱者の戦略で戦うことが有効です。
それは、商品やサービスが誰の何に役立つかを明確にわかりやすくすることです。その商品・サービスは誰に必要か?そしてわかりやすい商品・サービスであり価格もわかりやすいこと、地域でナンバーワンを目指すことなどがあげられます。
〇ブランディング戦略の方法
ブランディング戦略の方法には、以下のような手法があります。
1.市場調査と分析
誰に何をどうやって?の整理。ターゲット市場や競合他社の分析を行い、市場のニーズやトレンドの把握。
2.ブランドアイデンティティの構築
企業のビジョン、ミッション、一貫したブランドアイデンティティを可視かして構築します。
3.コミュニケーション戦略の策定
上記1.2.で導き出した戦略で広告、PR、ソーシャルメディアのコミュニケーション戦略を立てます。
4.お試しキャンペーンや商品の体験会
お客様に御社の商品やサービスを知ってもらう為にお試しキャンペーンや体験会などを開催し、お客様との接点機会を増やし良い体験を得られるような会を企画運営できるとよいです。
〇ブランディング戦略のメリット
ブランディング戦略を実施することで、以下のようなメリットが得られます。
1. 競合他社との差別化:
競合と比べた時に御社が優位となる点を可視化すると競合に負けない戦略となる。
2. 顧客の信頼感の獲得:
印象に残るブランディングはお客様の信頼感を高め結果選ばれる会社になります。
3. 市場での地位の強化:
差別化できると市場でのポジショニングが強化され、独自の市場確保で売上をつくることができます。
4. 収益性の向上:
印象に残るブランディングは、営業をしなくても、お客様から選ばれる会社となり結果、売り続ける仕組みを作ることができ、収益性を向上させます。
〇ブランディング戦略 まずはここからはじめてみよう!
ブランディング戦略は中小企業製造業に不可欠です。まずは、自社のビジョンやミッションを明確にし、
ターゲット市場や競合状況を分析を実施し、誰に何をどうやっていくらで?を明確にしたうえで効果的な戦略を展開していきましょう。ブランディング戦略は企業の成長と成功につながります。
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