お金が足りないは言い訳?キャッシュフロー改善の基本と実践
- rmatsumoto9214
- 8月8日
- 読了時間: 3分

お金が足りないは言い訳?キャッシュフロー改善の基本と実践
― 財務の見える化と赤字経営脱却のための第一歩 ―
「お金が足りない」経営者が最も頻繁に口にするフレーズの一つです。しかし、冷静に分析すれば、それは“結果”であり、“原因”ではありません。
それを口実に意思決定や改革を先延ばしにするのは、企業を衰退に導く最大の「言い訳」になりかねないのです。では、なぜ「お金が足りない」状態が起きるのか? それを解決するために、まず着手すべきは「財務の見える化」です。
【第一歩】財務を“見える化”する
キャッシュフローを改善するためには、単なる利益計算ではなく、「お金の流れ」を正確に把握する必要があります。
■ 現金ベースで見る
PL(損益計算書)だけでは、キャッシュの動きは見えません。発生主義ではなく、現金主義でキャッシュの入出を把握することが重要です。
■ 月次キャッシュフロー表の作成
最低でも以下の3つを、月次で簡易的にまとめてください:
売上入金(実際に入ってくるお金)
支出(仕入、人件費、家賃、税金など)
月末現預金残高
これにより、「黒字なのに資金が足りない」「赤字なのに資金が減っていない」などの現象が、明確に見えてきます。
【第二歩】赤字脱却のための実践策
1. コスト構造の見直し
損益を改善するには「売上を伸ばす」よりも「固定費を削る」方が即効性があります。とくに見直すべきは以下です:
オフィスや設備コスト
外注費・広告宣伝費
不稼働人員や業務の見直し
2. キャッシュインの加速
売掛金の早期回収(条件交渉、割引提案)
在庫回転率の改善
小口でもキャッシュで回収できる商品・サービスの強化
3. キャッシュアウトの遅延
支払サイトの見直し交渉
リースやサブスク活用による初期投資の軽減
不要な契約・サブスクリプションの解約
4. 銀行との関係性強化
「お金が足りない」と感じた時点で、すでに遅れ気味です。余裕のある時から関係を築き、事業計画と財務情報の可視化を通じて、信頼を得る努力をしましょう。
【まとめ】“お金が足りない”は、改善のチャンス
キャッシュの不足は、経営にとって非常にシビアな警告です。しかし、正しく見える化し、戦略的に行動すれば、そこから立ち直るチャンスでもあります。
「お金がない」は、思考停止の言葉です。それを、「お金の流れを変えるにはどうすべきか?」という問いに変えた瞬間から、経営は前進し始めます。
必要であれば、月次キャッシュフロー表のテンプレートや、現金ベースでの財務管理ツールの提案も可能です。ご希望があればお申し付けください。
何か特定の業種やケースに合わせてカスタマイズしたい場合も承ります。どのような経営課題をお持ちですか?
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