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中小企業のための海外展開 実践ガイド売るだけじゃない残すためのグローバル戦略トラブルから守るための契約・法務・知財の実務

  • 執筆者の写真: rmatsumoto9214
    rmatsumoto9214
  • 6月23日
  • 読了時間: 3分

中小企業のための海外展開 実践ガイド売るだけじゃない残すためのグローバル戦略  トラブルから守るための契約・法務・知財の実務

中小企業のための海外展開 実践ガイド売るだけじゃない残すためのグローバル戦略トラブルから守るための契約・法務・知財の実務


海外展開に挑戦する中小企業が増えています。しかし、「売る」ことがゴールになってしまい、気づいた時には模倣品や未回収債権に悩まされ、「残らなかった」企業も少なくありません。本記事では、海外ビジネスの現場で本当に役立つ、戦略・契約・知財・専門家活用のポイントを体系的に解説します。


1. 「売る」から「残す」へ──中小企業が押さえるべきグローバル戦略

単なる輸出ではなく、市場ごとの適応戦略(ローカライゼーション)と継続的プレゼンスが鍵です。


海外展開を成功に導く3ステップ:

  • 市場調査+ニーズ検証(現地パートナー・展示会・越境ECデータ活用)

  • 価値の再定義(日本での強みが海外で刺さるとは限らない)

  • 販売チャネルの多角化(代理店・越境EC・現地法人)


事例紹介: 京都の和紙メーカーは、現地の文化体験ワークショップとセット販売することで、単なる紙商品から「アート体験」へと昇華させ、売上が3倍に。


2. トラブルから守る!契約・法務・知財の実務ポイント


契約書に最低限入れるべき3つの条項:

  1. 準拠法と裁判管轄(万一の紛争時、どこの法律で裁くのか?)

  2. 支払い条件と遅延利息(未回収リスク回避のために明記)

  3. 知的財産の保護条項(商標・著作・製造ノウハウの使用制限)

英語契約書のテンプレート利用は危険。日本語でしっかり草案を練り、日英対訳で作成するのが安心です。


3. 商標登録とコピー商品のリスク回避

あなたの商品が海外で売れ始めたとたん、模倣品が現れる――よくある話です。商標を出す前に売る=危険な賭けです。


海外商標登録で失敗しないために:

  • 対象国を絞る(売る予定のある国+模倣リスクの高い国)

  • 現地代理人を使う(国によっては外国人が申請不可)

  • 英語名・現地語名も商標化(ブランドがローカル翻訳されるリスクに備える)

商標「先取り」された例:日本の茶ブランドが中国で商標登録されておらず、現地企業に横取りされた事例も。


4. 初めてでも安心!専門家の選び方と費用感

法務・知財・税務の各分野で、海外対応実績のある専門家を選ぶことが肝心です。

専門家選びで見るべき3つのポイント:

  1. 海外案件の経験数(「海外対応可能」と「実績あり」は違う)

  2. 日本語での対応力(担当者が変わるとトラブルになることも)

  3. 料金体系の明確さ(初期費用+成功報酬 or 顧問契約)


費用感の目安(参考):

業務内容

相場(円)

英文契約書の作成

10万〜30万円

海外商標登録(1ヵ国)

15万〜25万円(代理人費用込)

国際税務の初回相談

無料〜3万円/時間

海外展開支援に強い中小企業診断士・弁護士・弁理士との連携もおすすめです。


まとめ:グローバル展開は「攻め」だけでなく「守り」も戦略のうち

中小企業の海外進出は、大きなチャンスです。しかし、「守りの視点」がないまま展開すると、せっかくの成果も水泡に帰すリスクがあります。

だからこそ、戦略を明確にし、契約でリスクを可視化し、知財でブランドを守り、信頼できる専門家を味方につける。この4点を押さえれば、海外展開は「一発勝負」ではなく「長期資産」になります。


 
 
 

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